施術前後の比較が難しい本当の理由
施術の効果が現れる時期は、施術の方法と個人によって異なります。一度の前後比較ではわからないこと、そして変化を積み重ねて確認する方法についての記録です。

施術を受けると、誰もが気になります。効果はあったのだろうか。ところが、この単純に見える問いに答えるのは、思いのほか難しいのです。前回の記事で施術の「選択」に正解はないという話をしましたが、実は施術の「確認」も負けず劣らず厄介です。今日はその話です。
効果が現れる時期は決まっていません
施術の効果は、受けた直後に完成するわけではありません。施術ごとに効果が現れる仕方と時間が異なります。ある施術は数日以内に変化が見えますが、別の施術は数週間から数か月かけて徐々に現れます。むしろ直後には、腫れと赤みのせいで一時的にかえって悪く見える区間もあります。
ここに個人差が重なります。同じ施術でも、皮膚のバリア状態、皮膚の厚さ、再生の速さ、生活習慣によって、効果が現れる時期と程度は人によって異なります。つまり「この施術は正確に何週間後に効果を確認してください」と断言できる時点そのものが存在しないのです。
だから一時点の比較では足りません
クリニックでよく行われる方式は、施術前の写真1枚と数週間後の写真1枚の比較です。ところが上記の理由から、その「数週間後」が、よりによって効果がまだ十分に出ていない時点かもしれませんし、すでにピークを過ぎた時点かもしれません。
前の記事で、肌は1日のうちでも揺らぐと書きました。2つの問題が重なるとこうなります。施術前の写真がとりわけむくんだ日で、施術後の写真がコンディションの良い日だったなら、効果は実際より大きく見えます。逆の組み合わせなら、まともな施術でも効果がないように見えます。2つの点を結んだ線は、その2つの点がどこに打たれたかによって、まったく違う話を語るのです。
変化は積み重ねて確認するものです
答えは、時点をうまく選ぶことではなく、時点に依存しないことです。
施術前から継続して測り、自分の普段の流れ、つまりベースラインをつくっておきます。そして施術後も同じ方法で測り続けます。すると、日々の揺らぎの中でも、流れがベースラインから外れて動いているかどうかが見え始めます。直後の一時的な低下、徐々に上がってくる区間、効果が定着する地点まで。効果を一場面ではなく、ひとつの過程として確認するのです。
こう見ると、副次的な利点もあります。効果が現れる自分だけの速さがわかれば、次の施術をいつ検討するかについての感覚も、データの上で生まれます。
INSKINVIEWが施術前後の変化の追跡を核心機能としている理由が、ここにあります。自撮り1枚でいつでも測れてこそ、施術という出来事の前後の流れを途切れさせずに収めることができるからです。「効果はあったのだろうか」という問いに対する最も正直な答えは、1枚の比較写真ではなく、継続して積み重ねた記録から出てくるものだと、私たちは考えています。