一度の測定ではわからないこと
肌の状態は1日のうちでも、午前と午後の間でも変わります。ある一時点の測定値だけではわからないこと、そして頻繁に測るべき理由についての記録です。

ラーメンを食べて寝ると、翌朝は顔がむくみます。誰もが経験することで、だから私たちは朝の顔を額面どおりには信じません。ところが肌を測定するときは、不思議とその事実を忘れてしまいます。今日撮った1枚の写真、今日出た1つの数値を「自分の肌」として受け入れてしまうのです。今回の記事は、その一度の測定がなぜ足りないのかについての話です。
クリニックの機器は「その日」しか教えてくれません
前の記事でクリニックの機器の限界について話しました。結果がクリニックに残り、その機器の中でしか意味を持たないという点でした。ここにもうひとつ加えなければなりません。頻繁に測れないということです。
施術前に1回、数週間後に1回。クリニックで撮影する周期は、だいたいこの程度です。そうすると残るのは2つの点です。その2つの点を結んで「良くなった」と言っているわけですが、問題は、それぞれの点がどれほど揺れる値なのかがわからないところにあります。
肌は思ったより頻繁に変わります
前日に何を食べたか、どれくらい眠ったか、どれくらい水を飲んだかによって顔は変わります。季節や湿度も影響します。女性の場合、ホルモン周期によって肌の状態が上下することもよく知られています。
- むくみ:睡眠と食事、特にナトリウムの摂取に敏感に反応します
- 赤み:温度の変化や運動直後に目立ちます
- 肌のキメ:湿度と季節によって変わります
言ってみれば肌は固定された状態ではなく、毎日少しずつ違う値を出す、生きた指標に近いのです。
午前と午後でしわも違います
私たちは、この変動性がどこまで及ぶのかを自分たちで確かめてみたいと思いました。そこで、同じ人の顔を午前と午後にそれぞれ撮影して比較する研究を行いました。
結果は興味深いものでした。1日の中でも、しわの状態がわずかに変わっていたのです。むくみのような目に見える変化ではなく、しわのように比較的安定していると考えられている指標でさえ、午前と午後の間で差を示したということです。
この結果が語ることは明確です。どの時点で測ったかが結果に影響するのなら、一度の測定値をその人の肌の状態と呼ぶのは難しい、ということです。
だから頻繁に、継続して
一度の測定は1つの点です。その点がいつもより良い日だったのか悪い日だったのかはわかりません。しかし何度も測れば点が集まって線になり、そこでようやく自分の平均がどのあたりなのか、そして最近本当に動いているのかが見えてきます。
施術の効果を確認するときも同じです。施術前の1回と施術後の1回を比較するとその日のコンディションに左右されますが、複数の時点の流れを見れば、変動性の向こうにある方向が現れてきます。
INSKINVIEWが自撮りで肌を見るようにした理由が、ここにあります。クリニックに行くときだけでなく、いつでも測れてこそ、日々揺れる値の中から自分の肌の流れを見つけることができるからです。今日1日のスコアより大切なのは、そのスコアたちが描く線です。